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備前焼 [陶器について]

備前焼は岡山の伊部(いんべ)で古代から作られている陶器。
いや、ただしくはせっきと呼ばれ釉薬のかかっていない焼きしめのやきものです。
多くのやきものと比べ長時間窯をたき続けるため、投げても壊れない程焼きしまります。

伊部はもともと忌部と書き、祭器を造り神々につかえた部族でした。
清和天皇の時代に斉部、因部、伊の人偏のない字に部、となり今の伊部になったそうです。

以上
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陶磁器の部類分 [陶器について]

Earthen Wear: 土器。 高くても800度程度で野焼きされ、粘土中の結晶水を除いた焼き物。

Faience: ヨーロッパで最初に磁器の生産に成功したイタリアで有名なマジョリカ焼き。Faenzaをその語源とするが、施釉軟陶全般をさす名称。中国漢の緑釉陶もこれに部類される。メソポタミア、エジプトでは紀元前4000年には、砂を固めた上にソーダガラスを施した人類初の施釉された陶器が存在している。

Stone Wear:窯により1000度以上の高温で焼かれ磁器化が進み、耐水性を持つ無釉薬で焼きしめられた陶器。備前焼、須恵器もこの部類にはいる。

Pottery: 多孔質の粘土記事に釉薬をかけて高温で焼いた陶器。 志野、黄瀬戸、唐津、萩、源内焼など

Porcelain: Chinaとも呼ぶ。 景徳鎮、有田など磁器一般

Ceramics: 陶磁器、ガラス、IC基板、ホウロウ、エコカラットなど陶磁器製品全般を指す。
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須恵器 [陶器について]

須恵器は「日本書紀」、雄略天皇7年の条に初めて「新漢陶部高貴(やまとあやのすえつくりべのこうき)」を始祖とする高度な技術を必要とする当時の先端技術であり、土器とは比べ物になった。

粘土の元、カオリナイトの化学組成の AI2O3・2SiO2・2H2O から水分子が無くなり、AI2O3・2SiO2に変化します。 これは600度前後。
さらに、1000度を越す温度では、二酸化珪素(SiO2)分子が高温結晶・クリストバライトを成形し始め焼結・安定化が促進。

600度前後の野焼き土器と1000度を越す磁器が素材同じにして別物である由縁

ー大石訓義著猿投古窯参照
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燃料 [陶器について]

今はどこも一番経済的な電気窯が主流だけれど、元々は薪だった。

8世紀中ば、愛知郡では、舶載青磁の国産化のために工房がたくさんできました。
そのあたりの森はほとんど手付かずの原生林で、コナラ、クヌギ、樫、椎などの広葉樹林が多かった。
けれど、広葉樹は一度伐採すると成長に長い時間がかかるために、繁殖が強く、成長の早い赤松が主流を占めるようになった。

赤松と堅木の薪のちがいは、燃える速さ。
赤松は早く力強く燃えます。 堅木はゆっくりと持続性のある燃え方をします。

オキ(燃えカス)が出来やすい堅木は炉内の温度を保つのにも役立ちます。 適度な料のオキは窯の温度を保ち、新たに投入される燃焼を早め、温度を上げるのに役立ちます。

赤松は脂分が多いので、焔は長く窯の奥まで炎が届く効果を持ちます。もしくは、その計算も含めて窯は設計されています。焔が長いため、燃焼室を堅木に比べて小型ですみます。


ー大石訓義著猿投古窯参照
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